ロエベ クラフト プライズ2018のファイナリスト30名が発表されました。ファイナリストの各作品は2018年5月4日から6月17日まで、ロンドンのデザイン ミュージアムに展示されます。

2018年の選考にあたっては、11名の選考委員がマドリードで2日間にわたる厳正な審査を実施。全ての応募作品を審査した上でファイナリストを選出しました。選考過程で選考委員が重視したのは、技術的成果、革新性および芸術観において最も卓越した作品を選ぶことでした。

ロエベ クラフト プライズ審査委員長アナツ・ザバルベアスコアは選考過程について次のようなコメントを寄せています。「今年の審査は、どのカテゴリーも応募者のレベルが非常に高く、これまでになく難しい作業となりました。ここに選ばれた作品は、用いられた媒体をまるで錬金術のように巧みに扱うことでその可能性を引き出しているもの、また伝統技法に習熟した上で見事に現代的な解釈を加えているものばかりです。27歳から76歳までという幅広い年齢のファイナリストの顔ぶれは、今日のクラフトの粋を集めた1枚の多世代スナップ写真のようです。」

ロエベ クラフト プライズ2018 ファイナリスト作品

30点の作品が選考委員によりファイナリスト作品として選出されました。
こうした作品は、ロンドンで審査委員が5月3日に優勝者を発表後、同地で開催されるロエベ クラフト プライズ2018展に出展されます。

null

アネタ・リーゲル(Aneta Regel)、イギリス
『Raining Stones』
花崗岩、石英、玄武岩、長石、磁器、クランク、細片、釉薬、可変寸法
2017年

null

アン・ヴァン・ホーイ(Ann van Hoey)、ベルギー
『Object from 'The Earthenware Ferrari' series』
陶器、フェラーリレッドの塗料、330 x 380 x 280mm
2017年

null

ARKO、日本
『Third Time Rainfall』
麦わら、糸、1100 x 250 x 1250mm
2017年

null

アシュリー・YK・ ヨー(Ashley YK Yeo)、シンガポール
『Arbitrary Metrics II』
ハンドカットペーパー、可変寸法
2015年

null

クリストファー・クルツ(Christopher Kurtz)、アメリカ
『Singularity』
手彫りのバスウッド、ミルクペイント、914 x 3657 x 2057mm
2012年

null

ディアドラ・マクローリン(Deirdre McLoughlin)、アイルランド
『Waterwork I』
黒色/褐色粘土、ベルベット下絵具、光沢のある茄皮紫釉、260 x 340 x 320mm
2017年

null

グニラ・マリア・オーケソン(Gunilla Maria Åkesson)、スウェーデン
『Container』
赤色拓器、310 x 310 x 260mm
2016年

null

鄭解朝(Hae Cho Chung)、韓国
『Five color vessels 0831』
麻織物に漆、鹿の角で研磨、12 x 12 x 5mm
2013年

null

イリーナ・ラズモフスカヤ(Irina Razumovskaya)、ロシア
『Barkskin』
炻器、磁器、釉薬、30 x 30 x 90mm 2017年

null

ジェニファー・リー(Jennifer Lee)、イギリス
『Pale, shadowed speckled traces, fading elipse, bronze specks, tilted shelf'』
炻器粘土、粘土に混ぜた自然酸化物、174 x 160 x 310mm
2017年

null

ジョー・ホーガン(Joe Hogan)、アイルランド
『Homage to the tree』
ブナ材、ボグパイン、自家栽培のヤナギの枝、750 x 1050 x 650mm
2017年

null

ジュニョン・キム(Joonyong Kim)、韓国
『Tears in the Sunset』
ガラス、480 x 480 x 43mm
2014年

null

ジュリアン・ワッツ(Julian Watts)、アメリカ
『Bench』
メープルウッド、330 x 1244 x 482mm
2017年

null

ローレンツ・ストックナー(Laurenz Stockner)、イタリア
『Bowl made of copper / elastic shape – Ø 200mm』
銅、200 x 200 x 100mm
2012年

null

マリー・ヤンセン(Marie Janssen)、オーストリア
『Shrouded Furnace 5』
陶器、伝統的な鉛マンガン釉、800 x 1200 x 1400mm
2017年

null

メルセデス・ヴィチェンテ(Mercedes Vicente)、スペイン
『Scalaria Bifurca』
帆布、300 x 750 x 330mm
2017年

null

チェン・ミン(Chen Min)、中国
『Hangzhou Stool』
竹、420 x 480 x 530mm
2013年

null

ポール・アディー(Paul Adie)、イギリス
『Searching for solid ground』
スチール、コード、可変寸法
2017年

null

リチャード・マクヴェティス(Richard McVetis)、イギリス
『Variations of a Stitched Cube』
毛織物、綿布、発泡スチロール、中密度繊維板(MDF)、850 x 1500 x 1200mm
2017年

null

リタ・ソト(Rita Soto)、チリ
『Folds of Memory』
馬毛、植物繊維、銅、ステンレスシルバー、可変寸法
2017年

null

佐故龍平(さこ りゅうへい)、日本
『Mokume-gane Vase』
銀、銀、赤銅、四分一、黒味銅、163 x 155 x 213mm
2017年

null

サム・ソー・ズオン(Sam Tho Duong)、ドイツ
『Frozen/Se[e/a]/Look』
銀、金、淡水パール、ナイロン、酸化剤、可変寸法
2017年

null

サラ・ガコウスカ(Sara Gackowska)、ポーランド
『Craquelure』
赤鉄鉱、石粉、バイオレジン、銀、可変寸法
2017年

null

横山翔平(よこやま しょうへい)、日本
『静を孕む』(Filling with Silence)
ガラス、1000 x 800 x 750mm
2017年

null

シモーヌ・フェルパン(Simone Pheulpin)、フランス
『Croissance XL" (XL Growth)』
綿布、ピン、900 x 900 x 100mm
2017年

null

シュテッフェン・ダム(Steffen Dam)、デンマーク
『New Medicine』
ガラス、古い修復されたキャビネット、調光可能なバックライト、270 x 440 x 820mm
2017年

null

安田猛(やすだ たけし)、イギリス
『'Qingbai Gold Bowl』
磁器、青白釉薬、コロイド金、418 x 398 x 119mm
2015年

null

桑田卓郎(くわた たくろう)、日本
『Tea Bowl』
磁器、釉薬、顔料、プラチナ、スチール、38 x 38 x 40mm
2017年

null

ウィクリフ・スタッツベリー(Wycliffe Stutchbury)、イギリス
『100 Foot Drain / Annie’s Wood』
ボグオーク、ヨーロピアンオーク、セイヨウヒイラギ、1870 x 25 x 1850mm
2017年

null

イオンスン・チャン(Yeonnsunn Chang)、韓国
『Matrix III Time, Space, Human – 1,2,3』
アバカ繊維、可変寸法
2016年

null

Trophy
Alex Brogden, 2016

Trophy
Alex Brogden, 2016

応募方法

応募要項を読み、 すべての要件を満たしていることを確認してください。応募者は、プロとして活躍するアルチザンであり、応募時に18歳以上であること。応募は、個人またはグループのどちらでも構いません。いかなる形態であれ、企業は除外されます。国籍は一切問いません。

作品は、次の条件を満たす必要があります。 
- 制作時からライセンス期限終了まで、常に応募者に所有権があること
- オリジナルの一点ものの作品であり、そのすべてまたは一部がハンドメイドであること 
- 最近制作されたものであること(過去5年以内)
- 過去の受賞歴がないこと
- 伝統を進化させ、革新的であること
- 芸術的な指針を示していること
- ロエベおよびロエベ財団が設置、運搬可能であること
- 陶芸、装丁、エナメル装飾、宝飾、漆塗り、金属、家具、皮革、テキスタイル、ガラス、紙、木材工芸など応用美術の範疇に属するものであること(危険物、取り扱い禁止のもの、死んでいるものおよび生きているものは除外します)

オンライン応募登録は全て英語で記入してください。 
2〜5枚の作品の写真または動画と、作品についてのコンセプトの簡単な記述を2017年10月31日までに提出してください。

 

null

ジョナサン・アンダーソン
ロエベ クリエイティブ ディレクター

 

「クラフトは、時の流れとともに常に進化していま

す。手作業で創り上げる。寡黙に、ただ手だけを動

かす。クラフトとは、自己修練のプロセスです。そ

れはつまり、自分自身の公式に基づいて作品を制作

する方法です。それはつまり、新しさであり、同時

に伝統でもあります。」

null

エルンスト・ギャンパール:
ロエベ クラフト プライズ 第一回大賞受賞者

null

ロッシー・グリーンリーズ:
ワールドクラフト協議会会長

null

キム・ホング・ナム:
韓国国立中央博物館 ディレクター

null

喜多俊之:
プロダクトデザイナー

null

エンリケ・ロエベ
ロエベ財団名誉会長

null

ディヤン・スジック
エッセイスト、ロンドン・デザイン・ミュージアム ディレクター

null

ベネデッタ・タリアブーエ
建築家、Pritzker Prize(プリツカー賞)審査委員

null

パトリシア・ウルキオラ
建築家、工業デザイナー

null

アナトクス・ザバルベスコア
スペインの大手新聞「El País(エル・パイス)」 建築・デザイン担当評論家

ロエベ クラフト プライズ2018審査委員

ファイナリスト作品の中から、ロエベ クラフト プライズ2018の優勝者を決定するのは、ロエベ クラフト プライズ2017の優勝者、エルンスト・ギャンパールを含むデザイン界で活躍する10名の審査委員です。現金50,000ユーロが授与される優勝者の発表は、2018年5月3日、ロンドンのデザイン ミュージアムで開催されるロエベ クラフト プライズ2018展のオープニング前夜に行なわれます。

null

LOEWE Craft Prize 2017 Exhibition
Chamber Gallery, New York

null

LOEWE Craft Prize 2017 Exhibition
COAM, Madrid

null

LOEWE Craft Prize 2017 Exhibition
COAM, Madrid

null

LOEWE Craft Prize 2017 Exhibition
21_21 Design Sight, Minato-ku, Tokyo

クラフト プライズについて

ロエベ財団は伝統と現代のコンセプトと芸術的なユニークなコンセプトを組み合わせた作品をターゲットにした「ロエベ クラフト プライズ」を発表します。本大賞は、性別および年齢を問わず(ただし応募時18歳以上)、優れた美的価値のある作品を生み出す能力を持つ国際的なアルチザンの発掘と支援を目指します。ロエベ財団は、芸術的先見性と革新性を示し、制作者自身の言葉と卓越した制作力を反映する卓越した作品を表彰することによって、芸術的なクラフトを支援し、伝統を現代的に再解釈して継続的に現代文化へ貢献することを目的としています。

応募作品は、以下の要件を満たしていなければなりません。

- 制作時からライセンス期間終了まで、常に応募者に所有権があること
- オリジナルの一点ものの作品であり、そのすべてまたは一部がハンドメイドであること
- 最近制作されたものであること(過去5年以内)
- 過去の受賞歴がないこと
- 伝統を進化させ、革新的であること
- 芸術的な指針を示していること
- ロエベおよびロエベ財団が設置、輸送可能であること

大賞受賞作品には、50,000ユーロの賞金が授与されます。大賞受賞者およびファイナリスト作品は、2018年春に開催される「ロエベ クラフト プライズ 2018」展に展示されるとともにそのカタログに掲載されます。

null

パウラ・アザ:
ロエベ ヘッド オブ アーキテクチャー

null

Antonia Boström
Keeper at the Victoria & Albert Museum, London

null

オリ・クライナー:
メディア アーティスト、教育者

null

神代良明:
ガラス工芸家

null

アレックス・クフス:
家具デザイナー

null

ラモン・プイ・クヤス:
ジュエリー アーティスト

null

ラモン・プイ・クヤス
ジュエリー アーティスト

null

ヘレナ・シェペンス:
メタル アーティスト

null

アナトクス・ザバルベスコア
スペインの大手新聞「El País(エル・パイス)」 建築・デザイン担当評論家

null

ティナ・ツィックラー:
キュレーター

null

サラ・フリン:
陶芸家

選考委員

選考委員は、応募された全作品から、傑出した卓越性と新しさ、革新性、現代的なクラフツマンシップの芸術的先見性を持つと認められる作品最大30点までを選出し、審査委員会に提出します。
モダンクラフトについての対談を見るにはこちら。.

null

Compañía Nacional de Danza
Falling Angels

null

PHotoEspaña 2017
Minor White

null

LOEWE FOUNDATION International Poetry Prize
Visor Libros

null

LOEWE Miami Design District
Miami Art Basel 2016

ロエベ財団

ロエベ財団は、1988年、文化財団として、ロエベ創業者ファミリーの第4世代に当たるエンリケ・ロエベ・リンチが設立し、現在は、エンリケ・ロエベの娘であるシーラ・ロエベが運営しています。ロエベ財団は、創造性、教育プログラムを促進し、詩歌、舞踏、写真、アートおよびクラフト(工芸)の各部門の伝統を保護し続けています。ロエベ財団は、2002年、スペイン政府による最も権威の高い褒賞であるメリット・ファインアート部門金メダルを受賞しました。

ロエベ財団は、デザインおよびクラフツマンシップを支援することを目的としています。

詳しくは:
ウェブ | www.loewe.com
ブログ | www.blogfundacionloewe.es
インスタグラム | @loewefoundation