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LOEWE Craft Prize 2018 Exhibition
Design Museum, London

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LOEWE Craft Prize 2018 Exhibition
Design Museum, London

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LOEWE Craft Prize 2018 Exhibition
Design Museum, London

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LOEWE Craft Prize 2018 Exhibition
Design Museum, London

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LOEWE Craft Prize 2018 Exhibition
Design Museum, London

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LOEWE Craft Prize 2018 Exhibition
Design Museum, London

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LOEWE Craft Prize 2018 Exhibition
Design Museum, London

ロエベ クラフト プライズ2018では、30名のファイナリストが選出され、その作品が2018年5月4日から6月17日の間、ロンドンのデザイン・ミュージアムで展示されました。

2018年の選考にあたっては、11名の選考委員がマドリッドで2日間にわたって全ての応募作品を審査し、ファイナリストを選出しました。選考過程で選考委員が重視したのは、技術的成果、革新性および芸術観において最も卓越した作品を選ぶことでした。

ロエベ クラフト プライズ審査委員長を務めるアナツ・サバルベスコアは選考過程について次のようなコメントを寄せています。「今年の審査は、どのカテゴリーも応募者のレベルが非常に高く、これまでになく難しい作業となりました。ここに選ばれた作品は、用いられた媒体をまるで錬金術のように巧みに扱うことでその可能性を引き出しているもの、また伝統技法を習熟した上で見事に現代的な解釈を加えているものばかりです。ファイナリストの幅広い年齢(26歳から76歳まで)は今日のクラフトの粋を集めた1枚の多世代スナップ写真のようです。」

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ジェニファー・リー Jennifer Lee(イギリス)
『Pale, shadowed speckled traces, fading elipse, bronze specks, tilted shelf』 (2017年)
炻器粘土、粘土に混ぜた自然酸化物

 

エディンバラとロイヤル・コレッジ・オブ・アートの両方で学んだ、スコットランド人のセラミスト ジェニファーの作品は、全世界40以上のパブリックコレクションに作品が収蔵されています。精巧で伝統的な手仕事のテクニックを好み、さらにメタリックの酸化物をミックスしクレイにカラーリングする彼女独自のメソッドを開発しました。

伝統的なつまみと巻きの技術が使われて制作された作品は、寸法的には完璧な統一感があり、繊細なプロポーションの中に躍動感や予想不可能な魅力が表現されている。制作の数十年前に色をつけた、酸化させた顔料の輪を、淡い炻器粘土を組み合わせることで、作品はてんびんの極小の点の上で回転しているかのようでもあり、雪に覆われていた時代の瞬間をとらえているかのようにも見える。

 

 


 

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シモーヌ・フェルパン Simone Pheulpin(フランス)
『Croissance XL“ (XL Growth)』 (2017年)
綿布、ピン

 

独学のテキスタイル・スカルプター、フェルパンは生成りのコットンを使い、自然の景観からインスパイアされたフォルムを作り出しています。彼女の数えきれないほど見事に折り畳まれたパターンは、ヨーロッパと米国で展示され、2015年度のアトリエ・ダール・ド・フランス クリエーター賞を含む、数々の賞を受賞しています。

ボージュの車用タイヤから再生したコットン製の細布をしっかり巻いて作ったこの彫刻のような作品は、何の変哲もない布きれが先史時代の化石のようなものに見事に変容している。ファブリックの表面がザラザラしているために一日に2時間以上作業することができなかったというフェルパンの作品には、長時間の制作過程およびその形状からゆっくりと堆積した地層のような存在感がある。

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桑田卓郎 くわた たくろう(日本)
『茶垸』 (2017年)
磁器、釉薬、顔料、プラチナ、スチール

 

素材が秘めた可能性を引き出すために実験的な手法を用いる桑田は、前衛的陶芸家として評価されています。溢れ出る激しい色彩のコンビネーションで知られていながらも、伝統的なフォルムと機能性によって明らかなように、その底流には先駆者への尊敬の念が流れています。

質感と素材の使用で印象的な表現となっているこの作品で桑田は、典型的な釉薬が塗られた磁器のフォルムに質感のあるプラチナとスチールのダイナミックな表面を組み合わせている。対照的な素材を使い、その対立する特徴を明らか
に楽しむことで、斬新でオープンなアプローチが明らかになり、作品の中にある会話を生き生きと感じることができる。

ロエベ クラフト プライズは、ジェニファー・リー  (Jennifer Lee) の『Pale, shadowed speckled traces, fading elipse, bronze specks, tilted shelf』 (2017) が受賞。
選考は、デザイン、建築、ジャーナリズム、評論、美術館のキュレーター、そして2017年度の ロエベ クラフト 

プライズのウィナーであるエルンスト・ガンペール(Ernst Gamperl)を含む、名高い審査員達により行われました。ロエベのクリエイティブ ディレクターであるジョナサン・アンダーソンは以下のようにコメントしています。
「ジェニファー・リーは僕にとって“フォームのランドマーク”です。審査員たちはその古典主義とタイムレスな永遠性を賞賛しています」。 

審査員たちは、更に2つの特別賞を授与することに同意しました。一人はフランスのテキスタイル・アーティスト シモーヌ・フェルパン (Simone Pheulpin) の 『Croissance XL (XL Growth)』 (2017) です。審査員たちは以下のようにコメントしています。「彼女は、私たちが考えるテキスタイルの定義を覆しました。彼女はリサイクルの素材をとても珍しい作品に昇華させたのです」。

もう一人は日本の陶芸家桑田卓郎の『Tea Bowl』 (2017) です。審査員たちは彼のエナジー、そして作品に見られる自己表現を尊敬し、「彼は典型的で伝統的なセラミックを逸脱し、新しい世界を指し示しました」と述べています。

ロエベ クラフトプライズ 2018 ファイナリスト

1,900を超える応募の中から、30作品がファイナリストとして選ばれました。

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審査委員 / 専門委員 2018

選考委員:

- ジョナサン・アンダーソン:ロエベ クリエイティブ ディレクター
- エルンスト・ギャンパール:ロエベ クラフト プライズ 第一回大賞受賞者
- ロッシー・グリーンリーズ:ワールドクラフト協議会会長
- キム・ホング・ナム:韓国国立中央博物館 ディレクター
- 喜多俊之:プロダクトデザイナー
- エンリケ・ロエベ:ロエベ財団名誉会長
- ディヤン・スジック:エッセイスト、ロンドン デザイン ミュージアム ディレクター
- ベネデッタ・タリアブーエ:建築家、プリツカー賞審査委員
- パトリシア・ウルキオラ:建築家、工業デザイナー
- アナトクス・ザバルベアスコア(審査委員長):スペインの大手新聞「El País(エル・パイス)」 建 築、デザイン担当評論家

選考委員:

- パウラ・アザ:ロエベ ヘッド オブ アーキテクチャー
- サラ・フリン:陶芸家
- オリ・クライナー:メディア アーティスト、教育者
- 神代良明:ガラス工芸家
- アレックス・クフス:家具デザイナー
- クシシュトフ・ウカシク:ロエベ アクセサリ
- デザイナー — ラモン・プイ・クヤス:ジュエリー アーティスト
- ヘレナ・シェペンス:メタル アーティスト
- アナトクス・ザバルベアスコア(審査委員長):「El País(エル・パイス)」 建築/デザイン担当評論家
- ティナ・ツィックラー:キュレーター